体制
各課の取り組みと2026年度の活動目標
●認知症ケア課
認知症ケア課は、認知症ケア専門看護師を中心に、高度な専門知識と実践力を活かした認知症ケアの推進を担っています。 せん妄予防やBPSD(行動・心理症状)への対応、身体拘束最小化、意思決定支援など、患者さまの尊厳を守るケアを多職種協働で実践しています。
●緩和ケア課
患者さまとその家族が抱える辛さに焦点を当て、多職種で連携し、苦痛が最小限に抑えられるよう支援を行い、QOLの 維持向上に努めています。
【活動目標】
- 緩和ケア病棟看護師の緩和ケア実践能力の把握と教育内容の立案修正を行う
- 心不全緩和ケア(療養指導を含む)を推進する
- 入院患者さまの思いのかけら (ACP) を集め、事例検討会を実施する
●スキンケア課
スキンケア課は、皮膚・排泄ケア認定看護師を中心に、創傷・オストミー・失禁(WOC)領域における専門的ケアを推進しています。 褥瘡対策、創傷管理、ストーマ管理、排泄関連皮膚障害への対応など、エビデンスに基づいた実践を通じて、患者さまのQOL向上を目指しています。
【活動目標】
- WOC(創傷・オストミー・失禁)に関する標準的な教育ツール(マニュアル・動画・チェックリスト等)を整備し、全部署への周知・活用を推進する
- 多職種(看護師・ケアワーカー・理学療法士等)を対象としたポジショニングテストを実施し、褥瘡予防のための適切な体位変換技術を定着させる
- おむつ選択や装着技術、スキンケアに精通した「おむつマイスター」を各病棟に養成し、排泄ケアの質の向上とコストの最適化を図る
●がん化学療法課
がん化学療法課は、がん化学療法認定看護師を中心に、専門性の高い抗がん剤治療支援を行っています。レジメン管理、副作用マネジメント、曝露対策、安全管理など、エビデンスに基づいた看護実践を推進し、患者さまのQOL向上と安全な治療継続を支援しています。
【活動目標】
- がんと診断された患者さまの意思決定支援を行う
- 外来化学療法スタッフが薬物療法投与前の確認が行なえる体制を構築する
- 院内の曝露対策の指明確な指針や手順を作成し、運用を浸透させる
- 外来化学療法における有害事象の早期発見と重症化予防の体制を構築する
- 患者のセルフマネジメントを支える患者教育を標準化する
- 外来化学療法における多職種・地域連携を強化する
●ユマニチュードケア課
ユマニチュードケア課は、フランス発祥のケア技法「ユマニチュード」を基盤に、患者さまの尊厳と自立を支えるケアの推進を担っています。「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの柱を実践し、認知症ケアや高齢者ケアを中心に、安心感と信頼関係を育むケアを提供しています。また、院内教育や実践支援を通じて、患者さま中心のケア文化の醸成と、ケアの質向上に取り組んでいます。
【活動目標】
- ユマニチュードケアを実践できる人材を育成する
- コンサルテーションを通し、共にケアを再考する
- 院内外にユマニチュードケアを発信し、組織の専門性と信頼性の向上に寄与する
●ウェルビーイング推進課
ウェルビーイング推進課は、看護師の心身の健康と組織活性化を目的として設置されました。 働きやすい職場環境の整備、メンタルヘルス支援、キャリア支援、コミュニケーション促進などを通じて、看護師一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりを推進しています。スタッフのウェルビーイング向上が、より良い看護の提供につながると考え、組織全体で支え合う文化の醸成に取り組んでいます。