当院の現状と外来診療について

　この度の甚大な水害により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。

　私たち田主丸中央病院も、例年この時期の大雨による被害を受けた教訓から、土嚢を積むなど考えられる限りの対策を施していましたが、想像をはるかに超える雨量によって 10日（月）早朝に１階部分の浸水が始まり、遂には膝下までに及びました。浸水が始まった時点で１階に入院している約50人の患者さまを２階に移し終え、これによる怪我などの被害はありませんでした。

　その後、停電により上下水道が止まり、自家発電も起動させていますが、エアコンは動いていません。排泄は非常用簡易トイレを使い、水は受水タンクに溜めた限られた量を使用しています。食事は備蓄のものを滞りなく提供し続けており、他の病院などからのご厚意で提供頂いたものが随時届いています。

　入院中の患者さまにはたいへんな苦労をおかけしていますし、ご家族の方々もご心配のことと存じます。少しでも早くこの状況を改善できるよう、職員一丸となって作業を行っているところです。

　10日以降、勤務もしくは出勤してくれた職員においても、大きな怪我などの二次被害は無く、衣食住の状況は厳しいものではありますが、各自の部門において全力を尽くしております。

　１階部分の浸水によりレントゲン装置、CT、MRI、及び血液検査機器なども水没して使用不可能となってしまいましたので、大変申し訳ありませんが、外来診療を行うことが不可能な状況となっております。定期の処方薬が無くなったなどの患者さまに対しては可能な限り対応いたしますが、待ち時間などご不便をおかけすることを何卒ご容赦ください。また、緊急の用件においては、下記の電話番号におかけください。

080-2699-9024