精神科
精神科では、医師、看護師、臨床心理士(公認心理師)、作業療法士、精神保健福祉士、介護士などで構成された診療チームが、緊密かつ円滑に連携をはかりながら、患者さまの心身両面とその御家族の社会的及び経済的状況を含めた全人的な理解にもとづく包括的な医療を行っています。
今日の高齢社会を反映して、高齢者の方の不眠、認知症、情動の不安定などの相談が増えてきています。高齢者の方は身体的な病気も抱えておられる方も多くいらっしゃいますので、身体疾患の治療を継続しつつ、精神面の不調への対応を中心に地域の医療に協力していく体制を整えています。
また、総合病院の中の精神科であることを生かし、内科、外科領域などの多岐にわたる身体合併症、併存症を抱えている患者さまの診療に対応しています。
その他、精神科への入院に限らず、他科の病棟に入院中の患者さまに不眠、うつ状態、せん妄、認知症に伴う精神症状などが出現した場合には、コンサルテーション・リエゾンを通して、各科と協力して、薬剤処方などの治療介入も行っています。
加えて、臨床心理士(公認心理師)が各種の心理検査や心理面接を行うことで診療のサポートをしています。
※※※精神科受診について※※※
原則、予約制としております。
初診の方は必ず事前に予約をとっていただくようにお願いいたします。
対象疾患
・睡眠障害、不安障害、気分障害、統合失調症、認知症など主たる精神疾患全般
・リエゾン・コンサルテーション(身体疾患の治療中に生じる不安、抑うつ、せん妄や、身体疾患の治療目的で一般病床に入院中の精神疾患の併存がある患者さまの対応)
・緩和ケア(がんの病気の経過中に生じる不安、抑うつ、不眠、せん妄など)
※小児、思春期の精神疾患、アルコール依存症、薬物依存症は対応が難しいため、近隣の専門医療施設へご紹介します。