医療法人聖峰会 田主丸中央病院

画像診断装置

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画像診断装置

画像診断装置

田主丸中央病院では様々なご利用者さまの症例に対応できるよう、各種の画像診断装置(CT、MRI、マンモグラフィ、核医学検査(RI)、血管撮影装置、内視鏡検査装置、エコー等)による検査とともに、画像診断装置を利用したインターベンショナルな治療を行っています。

CT

MRI(磁気共鳴画像)

マンモグラフィ

核医学検査(RI)

血管撮影装置

内視鏡検査

エコー

CT

X線を用いた画像診断法の1つで、コンピューター処理により人体の輪切りの像を得ることができます。骨・空気・脂肪・内臓・液体成分などを細かく表すことができ、人体内部の微細な構造が分かります。特に頭部・胸・腹部の診断に有用です。

当院では、平成28年4月に128スライスの機種(オランダPhilips社製)を導入しています。より少ない被曝で、精密な画像を得ることができます。

MRI(磁気共鳴画像)

X線の代わりに、強い磁石と電波を使って、体内の水素原子の状態を外部から検査する装置で、放射線被曝の心配が無く、縦・横・斜めと様々な方向からの身体の断面を画像にすることが可能です。軟部組織の描出に優れ、特に中枢神経、整形外科領域・骨盤領域などの診断には欠かせない検査となっています。

令和2年1月より新しく導入した3テスラMRI装置(オランダPhilips社製)は、従来の装置に比べ2倍の磁場を有しており、全身の微細な構造を短時間で高画質に撮像することが可能になりました。

マンモグラフィ

単純乳房撮影法といわれるレントゲン検査です。胸部や腹部のレントゲン検査よりも弱いX線を用いて、専用の乳房X線撮影装置で乳房を上下や左右から板で挟み、圧迫しながら撮影し、乳房のわずかな「しこり」や「石灰化」を画像として写し出します。乳腺組織を確実にキャッチし、視診や触診で見つかりにくい乳がんの早期発見に役立ちます。
マンモグラフィとエコーの併用で、エコーのみより約1.5倍の乳がん発見が可能だといわれています。

核医学検査(RI)

微量の放射性同位元素(radioisotope ラジオアイソトープ)で目印をつけた薬(放射性医薬品)を使って病気の有無を調べます。アイソトープ検査やRI(アール・アイ)検査とも呼ばれます。

放射性同位元素を含んだ医薬品を体に投与し、肝臓や骨など目的とする臓器に、集まった医薬品から放出される微量の放射線を専用のカメラでとらえることにより、臓器の形だけでなく、臓器の働きまでも精密に調べることができます。特に脳や心筋などの血流状態、骨疾患の診断に威力を発揮します。

平成25年3月に東芝製の機器に更新いたしました。

血管撮影装置

血管造影(アンギオ)は、カテーテルと呼ばれる細い管を腕(肘または手首)や太ももから、脳、心臓などの血管まで挿入します。造影剤という薬を使って、血管の狭くなっているところ(狭窄)や詰まっているところ(閉塞)、血管にできるこぶ(動脈瘤)などの病変を診断する検査です。

また、診断だけでなく血管の狭くなっているところ(狭窄)や詰まっているところ(閉塞)へカテーテルを入れ、狭くなった血管を開通させる治療(血管形成術)を行ないます。

TOPICS

脳梗塞のカテーテル治療を開始

平成25年3月、血管造影装置(Philips社製)を導入しました。
これまでの心臓カテーテルに加え、脳動脈に詰まった血栓を取り除いて血流を再開させる脳血管内治療を行なえるようになりました。血栓を吸引し、体外へ導く「Penumbra(ペナンブラ)」、ステントの網で血栓をからめとって体外へ導く「Solitaire (ソリティア)」という治療法が可能です。また、金属でできたステントを血管の中に入れて、血管を広げる「頸動脈ステント留置術」、くも膜下出血に対して行なう「脳動脈瘤コイル塞栓術」治療も可能です。

内視鏡検査

消化管内視鏡検査

内視鏡にて、食道・胃・十二指腸・大腸などを直接観察し、潰瘍、ポリープ、癌、炎症などの病気の診断や治療を行うための検査です。検査中のライブ映像を、ご自身はもちろん、ご家族の方もご覧になれます。

※上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査では、内視鏡がのどを通過する際の反射(はきけ)を防ぐために、のど麻酔を行います。まれにこの薬が合わない方がいらっしゃいます。検査・治療時の麻酔で気分が悪くなった経験のある方は前もってお知らせください。
※検査を楽に受けていただくために、軽く眠る程度の薬剤を注射することもできますが、年齢・病気によっては使用できない場合があります。注射を希望される方は、担当医へご相談ください。注射後は原則として車の運転はお控えください。

検査の種類

1. 上部消化管内視鏡検査
食道、胃、十二指腸疾患に対する内視鏡診断と内視鏡治療を行っています。食道・胃の早期癌に対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。また、内視鏡的胃瘻造設術なども行っています。
2. 下部消化管内視鏡検査
近年、大腸疾患は増加傾向にあります。大腸腺腫症、早期大腸癌などの大腸腫瘍や炎症性腸疾患の診断および内視鏡的治療を行っています。5mm以下のポリープであれば、日帰り手術が可能です。
3. 胆膵内視鏡検査
総胆管結石症などの診断、内視鏡的治療を積極的に行っています。
4. ピロリ検査
胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因のひとつとされるヘリコバクターピロリ菌の検査、除菌治療を行っています。

TOPICS

OLYMPUS製の内視鏡カメラを導入

1. 観察性能の向上
これまでより、鮮明な画像を実現し、胃や大腸などピント合わせの狭い空間において、粘膜や毛細血管などの観察もできます。
2. 操作性・挿入性の向上
屈曲した形状の大腸でスムーズな挿入を行なえるよう、腸壁にスコープが当たると自然に曲がる「受動湾曲」機能や、大腸の形状や長さによって操作者の手元側の力をより効率的に先端に伝えるための「高伝達挿入部」機能により、検査効率の向上と患者さまの苦痛が軽減します。
また、くも膜下出血に対して行なう「コイル塞栓術」治療も可能になっています。

エコー

超音波とは光よりも波長が短く、目に見えないものです。しかし、光や音と同じように物にぶつかって反射して帰ってくる性質があります。超音波は魚群探知などに利用されています。この性質を利用して身体の内部の様子を検査できるようになったのが超音波検査です。
この検査の特徴として、まずあげられるのが、痛みなどを伴うことなく患者さまにほとんど負担をかけずに、ベッド上で安静にしているだけで身体の中の様子が手に取るようにわかることです。さらに、身体内の様子がリアルタイムに再現できるので、診断や重症度の把握には必須であり、今日では日常的に行われています。超音波検査が行われる臓器は心臓、肝臓、腎臓、子宮、前立腺など多岐にわたり、甲状腺、動脈、関節などが代表的な検査できる臓器です。また専用のプローベを使う事により心臓の動きや弁の動き、乳房、ある程度大きな血管の状態も見ることができます。
超音波検査はレントゲン検査とは異なり、放射線は出しません。検査に使う超音波では、胎児や人体に影響はないと考えられています。

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